ISSN 2436-3928 (Online)
発行地 : 東京都文京区

『人文×社会』第2号

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目次
〈企画:歴史学と哲学の方法論的交差――感情史研究をめぐって〉
哲学史における感情論の研究――その意義と方法をめぐって 笠松和也
犬を蹴るマルブランシュ――感情史から哲学史を見る場合 貝原伴寛
ディスカッション 笠松和也、貝原伴寛、筒井一穂 、上遠野翔、望月澪、上西晴也、後藤里菜 
〈論文〉
反生殖主義とは何か――その定義と内容に関する論点整理 榊原清玄
「被災地」を前にした小説には何が可能なのか――北条裕子「美しい顔」における問題点と可能性 加島正浩 
森三千代の仏印小説における二つの交遊 張雅
都市の「広場」に響いた音――空間の聴覚的な占有 桐谷詩絵音 
〈研究ノート〉
農村社会における移住者と地元住民の関係性の構造と共生への一考察――映画『おおかみこどもの雨と雪』を題材に 伊藤将人  
宮崎駿による長編アニメーション映画「もののけ姫」の構造――キアスムスの核の機能 大喜多紀明 
さらに新たなる抒情性に向けて――ミシェル・コロー「抒情性と唯物論」についての覚書 久保田悠介
釋王安石注『老子』一則 李霊均
〈続〉田村(佐藤)俊子の中国時代の年譜(1942年5月~1945年4月) 朱彩雲
〈調査報告〉
中島力造と読書会――明治後期の西洋哲学受容の一断面 笠松和也
〈エッセイ〉
切実さと好奇心の狭間としての民俗学の可能性 辻本侑生 
〈翻訳〉
マルブランシュ『真理の探求』「序文」 筒井一穂 
〈論文〉(縦組み)
西郷隆盛の維新理念と明治六年政変――「御一新の基」を手掛かりとして 下田悠真 
〈新刊紹介〉(縦組み)
岩本憲司著 『中國古典飜譯の諸問題』(汲古選書 77) 顧嘉晨 
執筆者紹介
奥付